一人でも多くの人生に寄り添うべく、楽曲のスケールを一段と高めた新作。ワイルドな演奏で疾駆する“スペシャル”“人間”の冒頭2曲を皮切りに、中盤にはオルタナ調の“VS.”、夜の景色がマッチする“318”と変化球も用意。そして、後半に出てくる“東京”は誰もが気持ちを重ねられる普遍的な名曲と言えるだろう。変わらないまま変わり続けるバンドの成長が〈人間臭さ〉という形で表出している。