還暦を迎えて友情再熱か。カート・スミスとローランド・オーザバルの2人が17年ぶりの7作目で見事なタッグを見せつける。初作の繊細な感性、2作目のプログレ的なダイナミズム、3作目のビートルズ譲りのメロディメイカーとしての才能がバランス良く一体化。懐かしい音色をまとめつつ、ゆったりと空間的に広がるソニック感で聴き入らせる。互いの良さを褒め称え合う2人の姿がサウンドにも反映されて優美に展開。