DGにて98年に録音されたショパン「スケルツォ」から実に24年振り。ポゴレリチのソニー移籍第2弾ショパンアルバム。今日までポゴレリチは日本を始めコンサートを多く開催し観客を魅了している中で本収録の作品を披露している。それは彼にとってショパンは原点であり、今後も音楽人生において挑戦し続けてく作曲家に他ならない。ポゴレリチが奏でるその演奏は聴き手に様々な解釈をもたらしてきた。聴衆とじっくりと会話をするかのような「夜想曲第13番」の音楽。そしてラストを飾る「ピアノ・ソナタ」。初録音となる本演奏から、私たちはまた、新たな彼の音楽に遭遇することとなるだろう。