79歳のカルトな御大による最新作。表題にオートチューンとあるが、ボン・イヴェールが関わった2018年の怪作『Love, Loss And Auto-Tune』のような荘厳な音世界ではなく、チトリン風味満点の伝統的サザン・ソウル/カントリー・ソウルに加工声のエモさを加えて歌っていく一枚だ。ジョー・テックス“Show Me”のカヴァーにおいては加工で隠せない地声の熱も感じ取れる。ウィリー・クレイトン、ギター・ショーティ参加。