60年代から活躍するサザン・ソウルのカルトな大御所による新作は、表題そのままにオートチューンで歌声を変調して聴かせるユニークな試みが一貫された謎の一枚に。しかもジャスティン・ヴァーノン(ボン・イヴェール)がほぼ全曲でメッシーナを操り、極めてトラディショナルな曲調に奇妙な荘厳さと歪みを持ち込んでいる。歌を加工することで却ってエモさや生々しさを増す、オブスキュアな魅力に溢れた一枚です。
スワンプ・ドッグ(Swamp Dogg)『Love, Loss, And Auto-Tune』サザン・ソウルのカルトな大御所がオートチューンを駆使
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