〈グランジに対するUKからの回答〉と謳われてから四半世紀。日本人ベーシストのタカ・ヒロセを擁するフィーダーは、11作目となるここでも自分たちのグランジ・ポップを磨き上げることに余念がない。それがハードコアの要素も感じられるメタル・ナンバーやアダルト・オリエンテッドなロックというふうに両極端に表れているところが頼もしい。ストリングスを配したサイケなラスト・ナンバーが持つ美しさは格別だ。