通算11枚目のアルバムは盟友と言ってもいいエンジニアのティム・ローがメンバーのグラント・ニコラスと共にプロデュースを手掛け、バンドのホーム・スタジオで録音した作品。メロディアスな楽曲に適度に歪んだギターと効果的なコーラスを織り交ぜた今作は彼ららしい疾走感のある仕上がりで、キャリア史上もっともポップと言っていいほど。ブリット・バンドとしてのアイデンティティーが強烈に伝わる一枚だ。