心が叫びたがってるんだ。」のコミカライズを連載していた阿久井真の最新作で、累計発行部数350万部超えの人気作。主人公の青野 一はコンクールでトップ成績を収める天才ヴァイオリン少年だったが、ある理由で演奏を辞めた。音楽以外はからっきしで、パッとしない中学生活。ある日、校舎のどこかからヴァイオリンの音が聴こえる。その音の主、秋音律子と、高校のオーケストラ部との出会いが彼を変えていく。10巻では合唱部との合同コンサートを経て、世界を視野に動き出しつつある様子が描かれる。いきいきとした表情や演奏姿、 光の表現、楽器や背景の緻密さ、絵がうますぎて説得力がとんでもない。アニメでも観てみたい。