デトロイトの雄が送る2年ぶりの新作はジョージア・アン・マルドロウの全面プロデュース。前作もJRスウィフツが丸ごと手掛ける充実作だったが、こちらはジョージアがビートメイクのみならず歌も随所に挿入してタッグ作のような雰囲気も濃くなっている。彼女特有のスピリチュアルなビートとエルマティックなマイク捌きの相性は言わずもがな。黒人女性を称える“Nefertiti”、ダドリー・パーキンスも絡む“Compassion”など全編が聴きどころだ。