フランスのエルガー。フランスの音楽誌「ディアパソン」が選ぶCDシリーズ。モントゥー“エニグマ変奏曲”、ポール・トルトゥリエ“チェロ協奏曲”をメインに、ボールト“威風堂々”、そしてラストをフェリアーとバルビローリによる“希望と栄光の国”のライヴ録音で飾るという選曲がよい。新リマスタリングも成功。ステレオ録音“エニグマ”はタワーレコードのヴィンテージコレクションでも発売した名演だが、この盤は広がりある音場と柔らかな音色と分離のよさが特徴。モントゥーの元気がみなぎる指揮に圧倒される。トルトゥリエの演奏はモノラル録音だが、慈愛に満ちた音色と爽快な音楽進行でおすすめ。