「わたせせいぞう自選集 ハートカクテル」四季編に続く新シリーズ「ミュージック&クルーズ」。〈カノジョが出ていった翌日からネコがしゃべり出した〉というフレーズで始まる「ネコ」から、作者が〈ビールとフライドポテトの時代〉の象徴だと言うラストシーンを描いた「6℃の友人たち」まで、〈音楽と車〉に因んだ作品を中心に全25話を収録。都会へ引っ越してきた最初の夜、何もなく、電気もつかない一人ぼっちの部屋で〈でも寂しくなかった〉と携帯ラジオを取り出し、ビーチ・ボーイズを聴き始めた「2週間遅れの都会の季節」の彼がとても好き。発表当時の色彩もデジタル着彩で鮮やかに再現された決定版です。
「わたせせいぞう自選集 ハートカクテル ミュージック&クルーズ サンライズ」〈音楽と車〉に因む25話を収録、当時の色彩を再現した決定版
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