Meloclassicから新譜16タイトルがリリースされた中の1作。レンベルク(現在のウクライナのリヴィウ)生まれのピアニスト、ステファン・アスケナーゼが1967年から68年にかけて演奏した東ドイツでの録音集。同レーベルから2014年(MC1004)と2020年(MC1051)の2作が発売されている。モーツァルト“ピアノ・ソナタ第9番”から始まり、ショパンのマズルカ、ワルツ等、2枚組で多数楽曲が収録。2枚目にはケーゲルとのモーツァルトとメンデルスゾーンの協奏曲も収録。アスケナーゼの魅力を知る上で価値あるアルバム。旧2作も含め、その音楽世界に聴き入ってみては如何でしょうか。