ブラジル出身若きソプラニスタのデビュー盤です。女性が舞台に立てず男性が女性パートも歌った18世紀のA.スカルラッティ、ヴィヴァルディを始めとしたレパートリーを集めています。最近は男性の高音歌手が増えたとはいえ、ソプラニスタはまだ希少価値。超絶技巧も力まず難なくこなしその高音の澄み切って美しく輝かしいこと! 多彩な表現力と共に高い技巧を駆使しながら非常にピュアなスタイルが好ましい。活躍が目覚ましいコルティとイル・ポモ・ドーロにも注目でしょう。世界初録音も多数収録したデ・サの名刺代わり的な一枚。これからのさらなる飛躍に期待したいですね。