キャリア初の全米1位を獲得する大ヒットとなった『My Turn』から約2年半ぶりの3作目。その2年半の間もリル・ダークとの共作やドレイク、DJキャレドらとのコラボを次々とヒットさせ、ドキュメンタリー映画も公開されるなどさらに勢力の高まるなかでのリリースとなった。シャーデーのサンプリングが印象的なオープニング曲“Real Spill”から“Stang On It”の流れでは圧倒的なラップ・スキルを聴かせつつ、シングル・カットされた“Heyy”のようなキャッチーな楽曲も織り交ぜて持ち味であるアクの強いメロディアスなフロウを随所で披露し、フューチャーやヤング・サグといった大物だけでなくナード・ウィックやESTジーら勢いある若手たちともコラボしている。盤石な内容で今回も余裕の全米1位獲得。