ヴォーカル曲主体となった5年ぶりの新作。カズ・マキノやジュリアナ・バーウィック、サーペントウィズフィート、ヒョゴ、アイドレスらの繊細な歌が靄がかったサウンドスケープから幻想的に浮かんでは溶けていく。デュヴァル・ティモシーからサム・ゲンデル、パンダ・ベア、トロ・イ・モワまでいつになく客人も豪華だが、憧れだったというD・スタイルズがスクラッチで参加したピンク・シーフとの“Look Both Ways”などの地下LA感が懐かしくも最高。