80年代にコルグ社から発売されたシンセの名機よりその名を拝借したカリフォルニアのビートメイカー。この3年ぶりのオリジナル作はブレインフィーダーからのリリースで、フライング・ロータスら諸先輩方とのセッションを通じて従来の丁寧なプロダクションに磨きがかかっている。そうして到達したボーズ・オブ・カナダを思わせる壮大なサウンドスケープはひたすらに美しく、本作でブレイクする予感も大だ。