現代を代表するギタリスト、カニサレス。自身が作曲したフラメンコ・ギターとオーケストラの協奏曲“アル・アンダルス協奏曲”が世界初CD化! カニサレスの師匠であったパコ・デ・ルシアに捧げたこの協奏曲は、フラメンコの特徴が散りばめられ、情熱と哀愁が見事に詰まった名曲です。フラメンコの手拍子(パルマ)も使われていて、まるでひとつの楽器のように溶け込み、フラメンコらしさが強く表出されています。第2楽章は、パコ・デ・ルシアの葬儀に参加した時の想いをのせた、涙なしには聴けない珠玉の旋律が流れ、第3楽章ラストの超絶技巧で爽快に終わる心地よさも絶品。