80年代のイエスを支えたギタリストにして、映画音楽の作家としても名高いラビンの34年ぶり(!)となるヴォーカル・アルバム。冒頭の“Big Mistakes”を筆頭に爽やかな風を吹かせるメロディーとハーモニー、出自であるアフリカの匂いを感じさせるリズムが最高に心地良い。往時と変わらぬ瑞々しさを持つ歌声も素晴らしく、次はこんなに待たせないでね、と願うばかりだ。