“Private Eyes”(81年作『Private Eyes』収録)

10作目のアルバムのタイトル曲にして同作からの1枚目のシングルで、2週連続全米1位を記録した。これもジャンナ・アレンが、ウォーレン・パッシュと共作した曲をもとにダリルとサラ・アレンが完成させたもの。「熱狂的、偏執狂的な愛の歌のようでもあり、どこにいても監視されているような現代社会に対する皮肉の歌でもある」とダリルは語っている。この2年後にポリス“Every Breath You Take”でスティングが似たテーマの歌詞を書き、やはり大ヒットさせていたのは興味深い。
“I Can’t Go For That (No Can Do)”(81年作『Private Eyes』収録)
“Private Eyes”を蹴落とし、その後10週連続全米1位に輝いたのはオリビア・ニュートン・ジョン“Physical”だが、この歴史的ヒットを追い落とし、新たに全米1位となったのが、アルバム『Private Eyes』からの2枚目のシングルであるこの曲だった。いち早くドラムマシンを用いたダンスビートも魅力的で、ソウル/R&B専門ラジオ局でもヘビープレイされ、彼らの曲で唯一、ソウル/R&Bチャートでも1位を記録。自身を〈ソウルシンガー〉だと言うダリルはいたく喜んだそうだ。世界中で人気のラップグループ、デ・ラ・ソウルの“Say No Go”でサンプリングされヒップホップ世代にも特に知られる曲となっている。
“Maneater”(82年作『H2O』収録)

グループの人気が絶頂だった時期にリリースされ、アルバムでは最高位となる全米3位を記録した11作目『H2O』からの1枚目のシングルで、彼らの最長記録となる4週連続全米1位に輝いた大ヒット曲。モータウンリズムに乗せて歌われるのは女性の強欲な愛について。が、彼らの多くの曲と同じようにダブルミーニング、裏テーマがあって、この曲では〈80年代のニューヨークという街が持つ欲深さ〉といったものを題材にしている。
“Say It Isn’t So”(83年作『Rock ’N’ Soul: Part 1』収録)

初めて全世界リリースされ、大ヒットを記録したベストアルバムに収録された2曲の新曲の内のひとつ。4週連続全米2位に留まり、1位を取れなかったのは、同時期に6週連続全米1位を記録したポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン“Say Say Say”があったからだ。
LIVE INFORMATION
DARYL HALL and The Daryl’s House Band
with Sprcial Guest TODD RUNDGREN
2023年11月19日(日)東京・すみだトリフォニーホール
開場/開演:17:00/18:00
S指定席:18,000円(税込)
A指定席:16,000円(税込)
お問い合わせ:クリエイティブマン 03-3499-6669
2023年11月21日(火)大阪・Zepp Namba (OSAKA)
開場/開演:18:00/19:00
2F指定席:18,000円(税込/1ドリンク別)
1Fスタンディング:16,000円(税込/1ドリンク別)
お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888
2023年11月23日(木・祝)東京・東京ガーデンシアター
開場/開演:15:00/16:00
S指定席:18,000円(税込)
A指定席:16,000円(税込)
お問い合わせ:クリエイティブマン 03-3499-6669
チケット⼀般プレイガイド発売⽇:2023年10月28日(⼟)~
公演サイト:https://www.creativeman.co.jp/artist/2023/11dh-tr/
主催:Daryl Hall and the Daryl’s House Band with Special Guest Todd Rundgren公演実行委員会
協力:BLUE NOTE TOKYO 35Th
総合お問い合わせ:クリエイティブマン 03-3499-6669