北村蕗がニューシングル“IMIW”を2023年11月22日にリリースした。
〈FUJI ROCK’ 23〉の〈ROOKIE A GO-GO〉のステージを弱冠20歳で踏み、その卓越した才能が熱心な音楽ラヴァーから注目を集めているシンガーソングライターの北村蕗。ピアノやギターの弾き語りからエモーショナルなトラックメイキングによる曲まで、マルチプレイヤーとして一人で演奏するライブパフォーマンスも特徴だ。Tomggg × ena mori“いちごミルク”のリミックスを9月15日に発表したことも話題になっている。
そんな北村による4曲目のシングル“IMIW”は、静謐なピアノの弾き語り作品だった前作“re:夕方”から一転、情熱的なダンスビートへ大胆に飛躍した曲だ。型にはまらず枠にとらわれない音楽の自由形を描いているといい、Logicという〈現代の楽器〉を駆使していま表現できることを追求し、北村がいま創造できるすべてを注いだ作品だとか。
“IMIW”にはコーラスが加えられているが、北村にとって初の歌詞がないインストゥルメンタルナンバーで、予測不能でユニークな曲展開で魅せる世界をエンジニアのmolmol（佐藤宏明）が緻密なミックスでさらに広げている。アートワークは、今回も北村蕗が描いた。
プレスリリースによると、〈Logicを筆に、現在20歳の北村蕗が描き出した自由なトラックは既存のカテゴライズを拒む。個性の多様性を祝福するダンスナンバー〉、〈ただのジャンル変化ではなく、ある種の宣言。それは、「音楽に境界はない」という考えのもと、自らの音楽をカテゴライズする事なく創作し続ける北村蕗の姿勢が生み出した、独自のダンスミュージックの結晶です〉、〈ハウスミュージックを軸にしながら、その枠を大胆に超え、ジャンルの垣根を越えた音のアートピース。予測不能な曲展開が、常に変化し続ける現代社会のエネルギーと同調し、そのダイナミズムを音楽で表現し、言葉を必要としないどこまでも自由なダンスミュージックは、私たち一人ひとりに秘める無限の可能性を示唆しています〉とのこと。
rei harakamiやCorneliusなどからの影響を感じさせなくもないプロダクションも聴きどころの“IMIW”。北村の新しい一面を提示する曲だ。
なお北村は、11月27日（月）に東京・下北沢のSPREADで開催されるイベント〈BON VOYAGE〉へ出演する。ダンスミュージックを中心に、新たな可能性に挑戦するライブを予定しているそうで、要チェックである。チケットは現在販売中なので、東京近郊のファンはぜひ駆けつけてほしい。
RELEASE INFORMATION
リリース日：2023年11月22日（水）
品番：_utter-003
DL販売価格：153円
配信リンク：https://linkco.re/HZ03pneY
Apple Music／iTunes Store／Spotify／Amazon Music／YouTube Music／LINE MUSICなど各音楽サービスより配信
TRACKLIST
1. IMIW
作曲：北村蕗
ミックス・マスタリング：molmol（佐藤宏明）
LIVE INFORMATION
BON VOYAGE
2023年11月27日（月）東京・下北沢 SPREAD
ご予約：https://forms.gle/Ecb4W7YqWsBdYGSa6
PROFILE: 北村 蕗（きたむら ふき）
2003年生まれ。山形県出身。作曲家、ピアニスト、シンガーソングライター。2015年、作曲をスタート。2023年より東京を拠点に活動。〈FUJI ROCK FESTIVAL ’23 ROOKIE A GO-GO〉に出演。asak名義でDJ活動も。自然と身体が揺れる音楽が好き。レーベル、_utter_ur主宰。
