デビュー20年目となるアメリカン・アイドルの5年半ぶりとなる新作。ブーツィ・コリンズ風のスロウ・ファンクで開幕し、臆面なくシルク・ソニックを真似たスウィート・ソウルの先行曲“Masterpiece”などで彼のピュアなソウル愛は前半から全開に。ウォルター・ミルサップ3世らが手掛けたウェルメイドな楽曲を誠実に歌い、バラディアーとしての実力を発揮した好作だ。