フレッシュな歌を引き出した新作でのサウンド面の挑戦!
子供の頃はBoAが好きで、子役として活躍していた10代の初めには周囲の大人の影響でYUKI、Chara、安藤裕子らを、洋楽ではマルーン5やアリシア・キーズなどを聴いてきたという彼女。
「h-wonderさんが“プリズム”と“pretty fever”の編曲をやってくれたんですけど、もともとBoAさんの曲でh-wonderさんのことは知っていたので、〈本物だー〉と思いました(笑)。そこで〈こういう曲は、シンセの音色を変えながらアレンジを何パターンも作るんだよ〉という話を聞いて、すごくおもしろいと思って、いまはm-floを聴いたりしてます。あとはモーヴィッツ!とか、ジャジー・ヒップホップにハマッた時期もあって。タワレコで見つけて、普段は手に取らないジャンルだから聴いてみたり、そういうことも多いです」。
そんなジャジー・ヒップホップを意識して作りはじめたという“MAGNETICA”を手掛けたのがnote nativeとして知られる田尻知之だったり、本格的なエレクトロ・ハウスの“iwanna be my precious one”は倖田來未や安室奈美恵などの作品に携わる家原正樹だったり。さらにライヴ会場で録音された“ミュージックスター”は、自身もお気に入りのピアノ・エモ・バンド、I-RabBitsから楽曲提供を受けたりと、サウンドのヴァラエティーは相当のものだ。
「“MAGNETICA”はかなり悩みましたけど、〈気怠さを出す〉という新しい歌い方ができました。“ミュージックスター”は、お客さんとの掛け合いがすごく楽しかった。今回は、いままでとは違う歌い方が多いですね。より深くなったというか、自分でも新しい扉を開けられたと思います」。
▼関連作品
左から、BoAの2008年作『THE FACE』(avex tax)、note nativeの2010年作『Luminous』(Aztribe)、モーヴィッツ!の2013年作『Head Amongst The Clouds』(Slimstyle)、m-floの2014年作『FUTURE IS WOW』(rhythm zone)、I-RabBitsの2013年作『TREASURE FOREVER』(Village Again)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ