兄弟姉妹とのインフィニティ・ソングから独立したヴィクトリーがカニエ・ウェストとの絡みを経て放つ5年ぶりのソロ作。今回は完全なゴスペルで、讃美歌の引用も含めてホーリーな雰囲気が濃厚だが、音楽的には従来通りフォークやR&Bなどの要素が混ざり、静謐にしてスケールの大きい音世界を繰り広げる。カニエを意識したという“Just Like In Heaven”が鋭く際立つ。