フィンランドのサックス奏者による7年ぶりのニュー・アルバム。冒頭の表題曲から蕩けるようなサックス、優男風のヴォーカル、シティでアーバンな音像など持ち味を全開にし、続く“May I Buy You A Drink, Sadao-san?”では渡辺貞夫へのオマージュと思しきメロウなインスト・フュージョンを披露。〈あの頃〉の音を再現する手捌きが今回も見事すぎます。