フィンランドのフュージョン・バンド、ヴァイナル・ジャムのサックス奏者による4年ぶりのソロ作。引き続きシャルロッタ・カーブスなる地元の女性歌手をフィーチャーし、〈10年代の感性を備えたスティーリー・ダン〉とでも言うべき演奏を披露した出来映えは期待通りだ。時に熱く、時にクールなグルーヴが大人の遊び心を感じさせ、エレピの旋律も粋の一言。もちろん聴きどころはビター・スウィートなサックス・ソロ!