録音キャリア初期に、Alphaレーベルにおいて“ミサ曲ロ短調”の原型を探る画期的なアルバム(ALPHA188)をリリースしたピション&ピグマリオンが、ついに“ミサ曲ロ短調”を録音! 冒頭の“キリエ”は聴き手の予想を裏切るようなテンポの中で、過剰なほど濃密な音空間を生み出し、その後の解釈への期待感を煽る。曲による通奏低音の使い分けも作品に奥行きを与え、部分部分の個性を際立たせながらも全体の統一感を生み出しているところがすごい。合唱・独唱・オーケストラの完成度は言わずもがな。バッハ演奏史に輝かしい名を刻むこと間違いなし!
ラファエル・ピション&ピグマリオン(Raphaël Pichon & Pygmalion)『J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調』バッハ演奏史に輝かしい名を刻む名演!
