デビュー15周年を飾る9作目は、ストイックかつソリッドな新境地を切り拓いた一作に。音の派手さや装飾ではなく、ドラムスとベースを根幹とするアンサンブルを重視し、音数も減らしたことでバンド像を見事に刷新している。彼らの王道といえる“金字塔”などアンセミックな楽曲が揃うなか、WurtSやUKのハード・ライフをフィーチャーする軽やかさも好ましい。