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これまでよりもストレートな魅力
昨年のEP『Kabutomushi』や『Tsukino』で話題を呼びながら全米ツアーを敢行、さまざまなメディアでの絶賛を浴びつつファンベースを築き上げてきたブルックリン拠点のシンガー・ソングライター、24歳のメイ・シモネスが、その過程で書き上げてきたという楽曲を集約して初のフル・アルバムを完成した。〈Animal〉でなく『Animaru』というあたりが〈らしさ〉ということなのだろうが、「後先考えず、また考えすぎないこと。私が望む生き方は、自分にとって大切なことをすること。そして、誰もがそう生きるべきだと思う」という信念が示しているように、彼女は自身の直感をより深く信頼して印象的な楽曲の数々を具現化してみせている。彼女と5人編成のバンドは、昨年の夏に友人のチャールズ・ダルケが経営するコネチカット州の農場にあるスタジオでレコーディングしたという。人生や家族、音楽、ギターなどさまざまなものへの愛を宣言する楽曲は、自信に満ちていて極めて野心的で挑戦的だ。これまでの角度の付け方とは似て非なるストレートな魅力も立ち現れてきていて、じっくり聴き込んでみたくなる仕上がりだ。 *狛犬