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Cosmic Mauve

Cosmic Mauve × Qnel=宇宙食

――制作は健介さんが導くような形で進んでいったと。

高橋「まず、EPのテーマを何かしら決めないと僕も作りづらいなと思ったんです。そこでパッと出てきたのが、彼らのバンド名にあるCosmic(宇宙)とQnelというプロジェクト名の由来(食う寝る)から取った〈宇宙食〉。

僕、小っちゃい頃に宇宙食のアイスクリームを食べていた思い出があって。簡単に言ったら、フリーズドライされているサクサクしたお菓子みたいなやつなんですけど」

――それが自宅にあったってことですか?

高橋「はい。理科の教師をやっていた父がおみやげに買ってきてくれたりしていたんです。冷たくないけど口の中で溶けるアイス、そんな思い出をヒントにしつつ、Cosmicにとっても僕にとっても意外なEPになったらいいなという気持ちを大切にした結果、このタイトル『SPACE CANDY』に辿り着きました」

中山「僕らは実力的に〈何ができるんだろう?〉と不安だったんですけど、宇宙食と聞いた瞬間にビビッときましたね。〈このテーマならやれるかもしれない!〉という希望がすごく湧いたし、自分たちのことも大切に思って、QnelとCosmicならではの作品を考えてくださっているのが嬉しかったです」

山口「漠然と〈カッコいい曲を作ろうぜ〉みたいに言われたら、たぶん難しかったんですよ。宇宙食というちょっと砕けたテーマにしてくださって、自分たちの気楽さにも繋がった感じがします」

高橋「いい方向に行ってよかったです。早めにテーマを決めたことで、宇宙的なワードやフレーズがその場でどんどん出てきたし、貢太が言ったように、僕ひとりじゃ絶対に作れない、Cosmicだけでも絶対に作れない、まさにコラボらしい仕上がりになったと思いますね」

山口「カッコいい曲もあれば、かわいい曲、ゆるい曲、爽やかな曲もあって、いろんな味が楽しめるんですよ。宇宙食を語っているかのようなEPです(笑)」

中山「僕らもバンド名のとおり宇宙は好きで、宇宙感を表現するのがひとつの課題でもあったんです。偶然が重なった今回のコラボですけど、やっとできるんだっていう喜びが大きかったですね」

 

宇宙のどこかに存在する海を歌う

――健介さんは〈Cosmicとコラボするなら夏の曲をやりたい〉という想いもありました?

高橋「そうですね。Cosmicは完全に夏バンドなので。彼らのプロフィールを調べてたら〈鎌倉の海に憧れる町田出身のバンド〉とあったんですよ。僕はどっちかと言うと生まれが鎌倉寄りなんですけど、自分が当たり前に見ていた海を通じてこんなに素晴らしい音楽が作れるんだなと思って。

それなら、いっそ違う星くらいのイメージでやりたいなとも考えてました。宇宙のどこかに存在する海を歌うような」

――ちなみに、Qnelもこれまでに“裸のOh! Summer feat.磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)”“サマーエンドロール feat.Emerald”といった夏曲を発表されています。

高橋「僕も夏が好きなんです(笑)。リリースの時期を踏まえて、今回も自然とそこに向かった感じはあるかな。あと、コラボはやっぱり楽しくやりたい。しっとりした曲よりもワイワイした曲を基本的には書きたくなりますね」

(ここからCosmic Mauveの白井壱晟が参加)

白井壱晟「すいません、遅くなりました! よろしくお願いします」

――完成したEPについて伺っていたんですが、白井さんは手ごたえなどいかがでしょう?

白井「ジャンルレスかつキャッチーで、聴きやすい作品だなと思います。Cosmicでやっているような夏の曲だけじゃなく、いろいろと新しいテイストが入っていて、自分たちだけじゃできないアプローチがたくさんできました。

健介さんとの制作もすごく刺激的で。試行錯誤しながらですけど、ドラムの音作りを曲ごとに変えられたのが楽しかったですね」