
QnelとCosmic Mauveが、コラボEP『SPACE CANDY』を配信リリースした。
元LUCKY TAPESの高橋健介によるソロプロジェクト=Qnelは、これまでYONA YONA WEEKENDERSの磯野くん、FIVE NEW OLDのHIROSHI、DENIMSの釜中健伍らとコラボレーションを果たすなど、精力的かつ多彩な活動を展開。幼なじみで結成された〈サマーバンド〉のCosmic Mauveも、70~80年代のシティポップを感じさせる“サンローク”がSNSを中心に話題を呼び、4月には新曲“See ya!”をリリースしたばかりだ。
今回は『SPACE CANDY』のリリースに伴い、Qnelの高橋健介、Cosmic Mauveより中山貢太(ボーカル/ギター)、山口唯斗(ギター)、白井壱晟(ドラムス)を迎えてインタビューを実施。煌びやかな常夏感と宇宙的な浮遊感が心地よい“Space Cruising”やNatsudaidaiのヨウをフィーチャーしていっそう賑々しく届ける“ムーンライト~夏のVenus~”をはじめ、全5曲からなる、一足早く夏気分に浸れる新作について、両者の出会い、制作背景、収録曲の聴きどころなどをたっぷり語ってもらった。音源そのままの楽しい雰囲気になっています。 ※Cosmic Mauveの白井壱晟は途中参加
とんでもない連絡が来ました!
――QnelとCosmic Mauveの関係性から教えてください。
高橋健介「もともと何かで繋がってたわけではなく、今作がきっかけで知り合った形になります。RALLYE LABELの近越(文紀)さんに〈Cosmic Mauveをバックバンドに迎えるのはどう?〉みたいな提案をいただいたんですね。確かにそれもいいけど、彼らの“サンローク”とかはリスナーとして好きだったし、これだけ味のあるバンドならがっつりコラボするほうが面白いだろうなと思って僕から誘いました。
Cosmicはだいぶ下の世代なので、どんな化学反応が起きるんだろうという興味があったのと、僕が持っていない音楽性を持っていると思ったんです」
――声をかけてもらって、Cosmic Mauve側はどう感じましたか?
中山貢太「僕は驚きでしたね。健介さんがやっていたLUCKY TAPESはもちろん、RALLYE LABELの音楽も学生の頃から聴いている人間なので、〈嘘でしょ!?〉という気持ち。バンドのLINEで〈とんでもない連絡が来ました!〉みたいに大盛り上がりだったよね?」
山口唯斗「うん。お声がけいただけるような立場じゃない僕らとしては、この機会を逃しちゃいけないと思いました」
中山「自分たちはミュージシャンと名乗っていいのかっていう感じでしたけどね」
山口「マジでそのくらいの恐れ多さ!」
高橋「それは言いすぎでしょ(笑)」
Qnel兄貴の優しさに導かれて
――実際にお互いが会ってみての感触というのは?
高橋「制作を始める前に、みんなで焼き鳥屋へ飲みに行ったのが楽しかったんです。Cosmicの親しみやすい人間性もわかったというか、とにかく面白い奴らで。
本当は1曲だけのコラボ予定だったんですけど、すごくいい雰囲気でやれそうだし、僕の自宅に来てもらって作業したとき、初日でワンコーラスくらいが2曲できたから、この感じならいけるなと思ってEPにしました」
中山「健介さんが僕らにめちゃくちゃ優しくて、〈あんなに優しい人いる!?〉とメンバーで話しながら帰ったのを覚えてます。
ドラムの(白井)壱晟なんて、ついお酒が進んじゃってましたもん。しかも途中で寝ちゃったのに、健介さんは全然笑ってくださっていて。雲の上の存在っていうところからの出会いだったのが、その優しさでだんだんとお兄ちゃんみたいに思えるようになった感じです」
――打ち解けるのは早かったんですね。
高橋「でも、制作初日はCosmicの全員がバチバチに緊張してたよね。演奏の手も震えていて」
中山「いやー、そりゃあそうですよ(笑)」
山口「僕らはCosmicでの曲作りしか知らなかったですからね。健介さんのやり方を目の当たりにしたとき、〈えっ、このスピード感で進んでいくの!?〉という衝撃がすごかった。
作り始めたかと思ったら〈じゃあ、唯斗ちょっと弾いてみてよ〉といきなり振られるんです。その緊張感が最初は半端なくて、〈次は俺に来るんじゃねえか!?〉みたいな。他のメンバーが録っている時間は、裏で準備しておきたいくらいでした」
中山「めっちゃ焦ってたよな、唯斗」
高橋「僕はずっと楽しかったですけどね。かわいいなと思いながら(笑)」
山口「もちろん、僕も楽しかったですよ(笑)。慣れるまで少しかかったけど、回数を重ねるうちに緊張は和らいでいって」
高橋「逆の立場なら同じように緊張するんだろうなと思ったし、〈自分はもう先輩なんだな〉という気持ちで臨みました」

Cosmic Mauve × Qnel=宇宙食
――制作は健介さんが導くような形で進んでいったと。
高橋「まず、EPのテーマを何かしら決めないと僕も作りづらいなと思ったんです。そこでパッと出てきたのが、彼らのバンド名にあるCosmic(宇宙)とQnelというプロジェクト名の由来(食う寝る)から取った〈宇宙食〉。
僕、小っちゃい頃に宇宙食のアイスクリームを食べていた思い出があって。簡単に言ったら、フリーズドライされているサクサクしたお菓子みたいなやつなんですけど」
――それが自宅にあったってことですか?
高橋「はい。理科の教師をやっていた父がおみやげに買ってきてくれたりしていたんです。冷たくないけど口の中で溶けるアイス、そんな思い出をヒントにしつつ、Cosmicにとっても僕にとっても意外なEPになったらいいなという気持ちを大切にした結果、このタイトル『SPACE CANDY』に辿り着きました」
中山「僕らは実力的に〈何ができるんだろう?〉と不安だったんですけど、宇宙食と聞いた瞬間にビビッときましたね。〈このテーマならやれるかもしれない!〉という希望がすごく湧いたし、自分たちのことも大切に思って、QnelとCosmicならではの作品を考えてくださっているのが嬉しかったです」
山口「漠然と〈カッコいい曲を作ろうぜ〉みたいに言われたら、たぶん難しかったんですよ。宇宙食というちょっと砕けたテーマにしてくださって、自分たちの気楽さにも繋がった感じがします」
高橋「いい方向に行ってよかったです。早めにテーマを決めたことで、宇宙的なワードやフレーズがその場でどんどん出てきたし、貢太が言ったように、僕ひとりじゃ絶対に作れない、Cosmicだけでも絶対に作れない、まさにコラボらしい仕上がりになったと思いますね」
山口「カッコいい曲もあれば、かわいい曲、ゆるい曲、爽やかな曲もあって、いろんな味が楽しめるんですよ。宇宙食を語っているかのようなEPです(笑)」
中山「僕らもバンド名のとおり宇宙は好きで、宇宙感を表現するのがひとつの課題でもあったんです。偶然が重なった今回のコラボですけど、やっとできるんだっていう喜びが大きかったですね」
宇宙のどこかに存在する海を歌う
――健介さんは〈Cosmicとコラボするなら夏の曲をやりたい〉という想いもありました?
高橋「そうですね。Cosmicは完全に夏バンドなので。彼らのプロフィールを調べてたら〈鎌倉の海に憧れる町田出身のバンド〉とあったんですよ。僕はどっちかと言うと生まれが鎌倉寄りなんですけど、自分が当たり前に見ていた海を通じてこんなに素晴らしい音楽が作れるんだなと思って。
それなら、いっそ違う星くらいのイメージでやりたいなとも考えてました。宇宙のどこかに存在する海を歌うような」
――ちなみに、Qnelもこれまでに“裸のOh! Summer feat.磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)”“サマーエンドロール feat.Emerald”といった夏曲を発表されています。
高橋「僕も夏が好きなんです(笑)。リリースの時期を踏まえて、今回も自然とそこに向かった感じはあるかな。あと、コラボはやっぱり楽しくやりたい。しっとりした曲よりもワイワイした曲を基本的には書きたくなりますね」
(ここからCosmic Mauveの白井壱晟が参加)
白井壱晟「すいません、遅くなりました! よろしくお願いします」
――完成したEPについて伺っていたんですが、白井さんは手ごたえなどいかがでしょう?
白井「ジャンルレスかつキャッチーで、聴きやすい作品だなと思います。Cosmicでやっているような夏の曲だけじゃなく、いろいろと新しいテイストが入っていて、自分たちだけじゃできないアプローチがたくさんできました。
健介さんとの制作もすごく刺激的で。試行錯誤しながらですけど、ドラムの音作りを曲ごとに変えられたのが楽しかったですね」
せーの!で作り上げた刺激的な制作
――冒頭の“Space Cruising”から煌びやかな常夏感と宇宙的な浮遊感が印象深いですね。
高橋「これがEPで最初に作った曲だし、出発の感じにしたかったんです。〈宇宙〉というワードを聞くと、僕はジャミロクワイが浮かぶところがあって、“Space Cowboy”をはじめとするいくつかのリファレンスを挙げつつ、16ビートの心地よい曲にしたいと話して、いったんフィールを体に入れてから取りかかりました」
中山「一緒にリファレンスを聴いて、そこから〈せーの!〉で作り始めるのが新鮮でした。Cosmicの現場は、誰かひとりがデモを持ってくることが多かったので」
高橋「そこまで話し込むわけではなく、目指すノリを軽く共有する程度ですよ。ディレクションもほぼしません。簡単な4つ打ちのドラムを鳴らして〈はいどうぞ〉みたいな」
山口「で、健介さんから〈何か弾いて〉の振りが来るっていう(笑)」
高橋「ラストの“Salvia Blue”以外はすべて、Cosmicの誰かが出してくれたアイデアが取っ掛かりになっているんです。“Space Cruising”は貢太に、“火星でティーパーティー”は唯斗に弾いてもらったギターを切り口に広げていった感じ。そういう作り方を意識しましたね」
中山「みんなに見られている中、何かを発さなきゃいけない状況がドキドキで。健介さんやメンバーに助けてもらいつつ、どうにか絞り出しました」
高橋「すごくよかったよ。Cosmicはやっぱり個性が強くて、味の濃いフレーズをいっぱいもらえたなと思う。“Space Cruising”にしても、自分じゃ絶対に出てこないコード進行が出てきて刺激的だった」
中山「ベースのZuckyが出してくれたんです」
――確かに、Zuckyさんのベースラインが特徴的ですね。緊張もあったようですが、とても楽しそうに制作されたのが伝わってきます。
山口「僕も健介さんに助けてもらいながらですけど、自分の中で規模がデカい、宇宙っぽいギターソロが最終的に弾けたなと思っていて。達成感はめっちゃありますね。
“Space Cruising”はずっと脳内で再生しちゃうような、スタートからラストまで中毒性の塊っていう感じ。今回のEPで一番気に入っている曲です」
白井「16ビートでどれだけ気持ちいいグルーヴを出せるか、その中でどれだけ個性を出せるかを考えました。制作段階のドラムは打ち込みで、レコーディングのときに自分が初めて叩く感じだったから、そこはめちゃくちゃ緊張しましたけどね(笑)」
――曲中で聴こえてくる機内アナウンスやジェット音、ホイッスルもいいアクセントです。
高橋「自分の好みでちょこちょこ足しました。イントロのアナウンスで出発感がわかりやすくなったんじゃないかな。
僕、デモをブラッシュアップするタイミングでやっとCosmicのライブを初めて観られたんですよ。そのときにパーカッションの(中田)恭輔がホイッスルを使っていて〈めっちゃいいじゃん!〉と思った体験が、間奏のアレンジに反映されています」
〈KinKi Kidsスタイル〉のツインボーカル
――“Space Cruising”を含め、EP全体のクレジットを見ると、健介さんとCosmicのメンバー両方の名前が作詞・作曲に入っているので、バンドのように作られた感じなんですよね?
高橋「まさにそうです。僕から誘ったのに、なかなかの負担をかけてしまって」
中山「いえいえ、本当に導いていただきましたよ。機内アナウンスにしても、初日の制作後に僕たちが帰っている途中で〈今日のテイク、まとめたよ〉みたいに送ってくださった音源にもう入っていて。メンバーでそれを聴いてテンションが上がったし、テーマの宇宙食がこういうふうに始まっていくんだなと思い描けた感じがしたんです」
白井「ビジョンを示してくれたというかね」
中山「そう。健介さんは歌い方に関しても〈こうすれば、貢太の良さがもっと光るかもよ〉と一緒に考えてくださったり」
――ツインボーカルはやってみてどうでしたか?
中山「純粋に楽しくて、心がより若くいられた気がします。〈青春の夏〉〈友達〉みたいなワクワク感で歌えました」
高橋「細かく歌い分けるこのKinKi Kidsスタイルが、自分は好きなんですよね。“Space Cruising”なら、1番は貢太、2番は僕がメインになってます。“火星でティーパーティー”では、貢太のボーカルを多めにしていたりとか、曲によっていろいろだけど、基本的には2人ともが立つ構成ですね」

Natsudaidaiヨウとの〈夏三銃士〉による最強のサマーチューン
――2曲目の“ムーンライト~夏のVenus~”では、Natsudaidaiのヨウさんをフィーチャーされています。どういう経緯で参加が決まったんですか?
高橋「同じく近越さんが気になっていたアーティストなんですけど、僕もやっぱり好きで聴いていて、しかもCosmicは以前ライブでヨウちゃんにコーラスを頼んでいたらしく、それなら絶対に今やるべきじゃんってところでお願いしました。夏らしい3組による最強のサマーチューンです」
中山「夏三銃士!」
高橋「タイトルの“ムーンライト~夏のVenus~ feat. ヨウ (Natsudaidai)”に、夏が2個も入ってますからね(笑)」
中山「QnelとCosmicに友達のヨウちゃんも加わって、さらに豪華なコラボになりました」
――健介さんが感じたヨウさんの印象は?
高橋「めちゃめちゃ明るくていい子でした。Natsudaidaiの音楽はクールな響きなのに、実際に会ってみたら笑顔がとても柔らかいし、そこで先制パンチを食らいましたね。歌もすごく上手で、フェイクを適度に入れたりとか、表現の細部にまでこだわってくれたんです。
OKを出しても〈もう少しやりたいです!〉みたいな。創作に対して情熱のある方だなと思いました。歌録りだけだったから、Cosmicのメンバーは会えなかったんですけど」
中山「でも、出来上がった音源が良すぎて、勝手にヨウちゃんと会えた気になりました(笑)」
白井「聴いた瞬間に、一発でヨウちゃんだとわかる声ですから」
山口「唯一無二だもんね。ヨウちゃんの歌が曲にマッチしていて、トリプルボーカルの掛け合いが本当に爽快です」
――存在感のある声ですよね。
高橋「デモ段階はボーカロイドを使って、ヨウちゃんっぽい仮歌を乗せていたんですよ。それを何回も聴いていたので、レコーディングのときの感動がヤバかったなと。〈本物だ、すげえ!〉という気持ちになるくらい素敵な声でした」
苦しくても僕は音を発振するオシレーター
――“OSC”“火星でティーパーティー”“Salvia Blue”と進むにつれてサウンドが変化し、ロマンティックな色合いが深まる流れもよかったです。
高橋「“Space Cruising”は最初で、“Salvia Blue”は最後。そこは作るときから決めていて、真ん中をどうしようかなという感じだったんですけど、歌詞を書く過程で曲順が見えてきました」
――というと?
高橋「“Space Cruising”で宇宙に飛び立って、“ムーンライト~夏のVenus~”はどこかの星の海に辿り着いてはしゃいでいる感じ。その後、再びロケットで旅をしていたら、小隕石がたくさんある空間に迷い込んだような“OSC”が来る。危険をくぐり抜けた末、穏やかな荒野で一息つく“火星でティーパーティー”を経て、地球に帰るイメージの“Salvia Blue”で甘美に終わっていく。
すべてをダイレクトに表したわけじゃないですけど、サウンドからも空想しながら、物語的な歌詞を書いていったことで、曲順や全体像が決まった気がしますね」
中山「宇宙旅行の気分で聴けるEPでもあるんですよ」
――“OSC”の不穏な感じはそういうニュアンスだったんですね。
高橋「OSCはシンセサイザーとかの音を発振する機械=オシレーターのことなんですけど、ちょうど何曲か同時に歌詞を書かなきゃいけなくて苦しかったときに、〈それでも発しなきゃいけないよな〉〈自分は音を振動にして届ける人間なんだ〉みたいな心模様から着想を得た曲です。
当初はブラックミュージックっぽいのをやろうとしていて、かなりテンポの遅い曲だったんです。Zuckyに弾いてもらったベースのリフが軸になっているんですけど、もうちょっと恭輔のパーカッションが活きる曲にしたいなと。それで僕が再構築した感じですね」
白井「ライブをしているような感覚でレコーディングできたのが“OSC”なんです。短時間の中でどんどん洗練されていったというか。打ち込みで作ったデモとはまったく違う、予測していないところに行けました」
Cosmic Mauveが大人になったらどんな演奏をする?
――“火星でティーパーティー”は、またガラッと曲調が変わります。
山口「この曲はリファレンスもなく、力を抜いてラフにやろうみたいな話をしただけですよね?」
高橋「そうそう。唯斗も緊張してなかった」
白井「あははは(笑)」
中山「夏の歌詞を書きがちな僕ですけど、“火星でティーパーティー”ではそういう言葉をほとんど使ってないんです。で、2番の後半にようやく自分たちらしい〈寄せては返る波の行方はどこまで〉が出てくる。それに気づいたときになんかハッとしたんですよ。Cosmicがやりたかったことを一番やれた曲なのかもしれないなって。普段よりも優しく歌えた点、セッション感のあるサウンドも大好きですね」
――Cosmicらしくない試みができたからこそ、とりわけ新しさを感じるっていう。
中山「でも、パーソナルな部分はすごく僕ららしい曲だなと思います」
高橋「曲の構成もワンループに近いし、あえてこだわらずに作ったのがよかったんでしょうね。展開をあれこれ考えがちな自分が、やらない選択をした曲なんです。そしたら、Cosmicの人間性が一番出た気がする。肩の力が抜けた、リラックスした感じに見えますよね?」
――滲み出てます。そのムードに惹かれてなのか、最後のコーラスで火星人がわらわらと集まってくる画も浮かびました。
中山「うんうん。あそこも最高ですよね!」
高橋「コラボの楽しい雰囲気がダイレクトに出ている曲なので、僕も“火星でティーパーティー”は特に好きです」
――“Salvia Blue”だけは、他の曲と作り方が違ったんですよね?
高橋「そうです。時間の関係もあって僕がほぼひとりで作った曲なんですけど、〈Cosmic Mauveがこの先もっと大人になったらどんな演奏をするんだろう?〉〈いつかビルボード(ライブ)とかで歌ってくれたら嬉しいな〉というイメージで、彼らのことを想って書きました」
中山「大名曲!!」
白井「表現するのが難しかったけど、めっちゃカッコいいです」
高橋「大人なCosmic Mauveですね」
中山「届いた“Salvia Blue”のデモがあまりにカッコよくて。車で3時間くらい移動するとき、この曲しか聴かなかったです」
山口「延々リピートしてました!」
――サビの〈夢に咲く〉〈夜に咲く〉のメロディが耳に残るのと、30秒使ったアウトロのフェードアウトもたまらないです。
高橋「ありがとうございます。スウィートソウルなCosmicを聴いてみたかったし、今の時代に長い曲というのもいいかなって。余韻が続くように、終わりたくないなと思いながら作った感じです」
中山「大人っぽさを引き出してもらえました。こういう曲が似合うように、歌っていけるように成長したいです」
山口「宝物みたいな曲ですね」
白井「一生やり続けたいです!」
音楽的にも味覚的にも成長できたコラボ
――今回のコラボはシンプルに言うなら、楽しい経験ができたという感じですか?
高橋「本当にそうですね。声をかけて正解だったなって思います」
中山「僕らもめっちゃ楽しかったです!」
――漫画家の塚田ゆうたさんによるジャケットアートワークにも、EPの楽しい空気感が表れています。
高橋「音源を聴いていただいた上で2パターン描き下ろしてくださって、両方とも好きなんですけど、楽しい感じが的を射ているこのデザインをみんなで選びました。すごく気に入っています」
――素敵な作品になりましたね。
高橋「実は僕もけっこうプレッシャーを感じていたので、無事に完成してホッとしてます。Cosmicに出してもらったフレーズやコード進行を活かせなかったら、彼らをがっかりさせちゃうじゃないですか。絶対にいい曲にしなきゃと、内心は挑んでいたんですよ。
ライブを観ないまま始めて〈大丈夫かな?〉みたいな不安もあったんですけど、世代が異なる彼らとバンドのように楽しく作れて、自分自身も成長できたなと思います」
中山「知らなかった着眼点、グルーヴの作り方。勉強になることもいっぱいあって嬉しかったです。ずっと終わってほしくないくらいの日々でした」
白井「健介さんのおかげで、ドラマーとしての引き出しが増えました。大変なところもあったけど、思い返してみたらただただ楽しかったなって」
山口「〈『SPACE CANDY』のレコーディングではこうだったよね〉という話を、相変わらずよくしているんですよ。今後も意味を持っていくような経験ができたから、改めてコラボ相手に誘ってくださって感謝してます。あと、健介さんと一緒に行く練習終わりのラーメンも楽しかったです!」
中山「あーっ! 最高でした」
高橋「食べに行ってたね、毎回(笑)」
山口「〈次どこ行く?〉みたいにお店を調べて」
中山「音楽的にもベロ的にも成長できた(笑)」
山口「そう! 味覚が研ぎ澄まされた」
高橋「僕がうまいラーメン屋に行きたがるからね」
白井「カレーも食べに行きましたね。おいしかったです」
山口「また行きたいなあ」
夏に観る「E.T.」みたいな共演ライブ
――リリースツアーは大阪と東京で行なわれますが、こちらも間違いなく楽しい内容になりそうで。
高橋「ライブを想定した曲も多いんです。“Space Cruising”の間奏なんかは、みんなで共有したらきっと楽しいだろうなと思って作りました」
中山「絶好の季節に健介さんと共演できるライブだし、夏に観る『E.T.』みたいな、何が起こるかわからない楽しさを、会場のみなさんと味わえる日にしたいと思ってます」
山口「ぜひ、遊びに来てほしいです」
白井「よろしくお願いします!」
――『SPACE CANDY』からはもちろん、それ以外の曲もコラボで演奏されるとか。
高橋「コラボ曲に加え、CosmicにQnelの曲を演奏してもらう、僕がCosmicの曲に参加させていただく形でもやるので、誰もが新鮮な気持ちで聴けると思います」
RELEASE INFORMATION
リリース日:2025年5月28日(水)
品番:DDCR-7124_2
TRACKLIST
1. Space Cruising
2. ムーンライト~夏のVenus~ feat. ヨウ(Natsudaidai)
3. OSC
4. 火星でティーパーティー
5. Salvia Blue
LIVE INFORMATION
Qnel × Cosmic Mauve「SPACE CANDY」Release Tour
2025年6月21日(土)大阪・東心斎橋 CONPASS
チケット:https://w.pia.jp/t/qnel-cosmicmauve
2025年7月7日(月)東京・渋谷 O-NEST
チケット:https://eplus.jp/qnel_cosmic-mauve
PROFILE: Qnel
高橋健介のソロプロジェクト。LUCKY TAPESのアルバム『BITTER!』に収録された楽曲“脚本”のトラックメイクおよび“NO AID”のリミックスを手がけたことをきっかけにQnelとしての活動を本格化。2022年4月にデビュー曲“Hikiai”をリリース。2023年にHIROSHI(FIVE NEW OLD)や井上惇志(showmore)、宮川純(LAGHEADS)などシーンのキーマンが参加したデビューアルバム『Siesta』をリリース。荒谷翔大(yonawo)とのツーマンライブやワンマンライブをおこない、高い評価を獲得。またギタリストとしてSuperfly 、NOAといったアーティストのレコーディングや、saccharin、UEBOなどのライブサポート、さらにプロデューサー、アレンジャーとして、ゆいにしお、peetoといったアーティストを手がけるなど活動の幅を広げている。
オフィシャルサイト:https://qnel-officialweb.studio.site/
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YouTube:https://youtube.com/@Qnel_Music?si=nZSiN37FaM7ZQDJa
PROFILE: Cosmic Mauve
東京都町田市出身。5人組のサマーバンド。様々な角度から夏を表現し続ける彼らの楽曲やライブからは必ず日々の楽しさを感じることが出来る。彼らに共通するのは一つの町から発せられた常夏への憧れであろう。穏やかな波風や心地よい木々の揺らぎ。車で向かう海へのドライブはいつでも特別だった。様々な音楽から影響を受けた彼らは日々に潜む生活の心地よさをいつまでも心躍る軽快なサウンドで表現し続けてくれるだろう。
Instagram:https://www.instagram.com/cosmic.mauve/
YouTube:https://www.youtube.com/@cosmicmauve8605
TikTok:https://tiktok.com/@cosmicmauve
X:https://x.com/CosmicMauve_
PROFILE: ヨウ(Natsudaidai)
2023年に結成・始動した、日本の夏果実を名にしたガールズユニットNatsudaidai(ナツダイダイ)のボーカリスト。Natsudaidaiは、現行R&Bのグルーヴや90sの音楽をリバイバルしたようなビートを取り入れた高揚感あるNanaeのトラックメイクにシンガーのヨウの唯一無二の浮遊感ある歌声が融合したハイブリットサウンド〈Girls Chill Pop〉を生み出す。2025年4月2日、2nd EP『CHEW』をリリース。
Instagram:https://www.instagram.com/youuta____/
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