25周年の節目に出る通算12枚目のアルバムは、夏気分を高めてくれる昂揚感に溢れた音色に、バンド自身が持つポジティヴな生き様を重ねた仕上がりで、聴くだけでエネルギーが沸き上がってくる。玉屋2060%(Wienners)との“夏ノ大蜥蜴”、ORANGE RANGEのHIROKIを迎えた“Tanktop”といった無類のパーティー・チューンを揃えつつ、TOKYO世界をフィーチャーした“Brother”という心温まるラップ・ナンバーも披露。また、熱きメッセージで聴き手の背中を押す“Life Train”はいまの彼らだからこそ歌える曲だろう。メロディック・パンクを背骨に、カラフルな色彩感覚でジャンルを跨ぐセンスに脱帽する。