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アナログなコラボが特別な創作に繋がる

――音楽の創作という点では、昔はスタジオに入らなければできなかったことがパソコン1台でできるようになりました。また、配信されることで音楽にアクセスしやすくなり、アーティストの認知・拡散に繋がったりと、デジタルに良し悪しがあるのは音楽も同じかと思います。

ジュン「音楽は自分1人で完結できないことが多いので、そこはビジュアルアートと違うかもしれません」

坂内「イラストレーターは基本的に誰とも話さず、最初から最後まで1人で作業するので孤独な作業です。通常のクライアントワークだと、下手するとメールのやり取りだけで誰ともリアルに会わないまま完結することもありますし。僕からするとジュンさんのように色々な人と関わりながら一つのものを作るって最高だなと感じてしまいます」

ジュン「コラボはもちろん素晴らしいのですが、逆に自分1人で表現を完結できないもどかしさを感じてしまうこともあります(笑)。なので、自分の世界を1人で表現できるのはすごいと思います」

――今回のインタビューもある種、コラボですよね。

坂内「そうですね。そもそも、こうやって仕事で人とリアルに交流すること自体、なかなかないので。ミュージシャンの方とは直接お会いできる機会も多いのですが、実際にお会いして話をすると、何気ない会話や表情、雰囲気から得られるものも多くて、充実感がありますね。ライブや展示もそうですが、そこに行かなかったら生じなかった感情が実は大事なことのような気がします」

ジュン「オンライン通話も便利ですが、実際に会って話す、このアナログな行為は特別なことだと思います。こうした交流を通じて生まれた感情やインスピレーションは、今後の創作に何らかの形で影響するはずです」

――今回のEPを配信で聴いた方がジュンさんのライブに足を運んだり、フィジカルな活動へつながったら素敵ですよね。

ジュン「そうなってくれたら嬉しいです。坂内さんのアートワークが素敵で、アナログな魅力が詰まったカセットも、ぜひ手に取ってみてください」

 


RELEASE INFORMATION

JUN PARKER 『色褪せたフォトグラフ』 Sello Casa Robot/Jun Parker Music(2025)

■デジタル配信
リリース日:2025年10月22日(水)

■カセット

リリース日:2025年10月13日(月)

TRACKLIST
1. 色褪せたフォトグラフ(Faded Photograph)
2. Omoide Beaver
3. Yvonne
4. Tailor Made Love - Midnight Extended Cut

■クレジット
All music and lyrics by Jun Parker

Arrangement: Rillsoul (Track 1, 2), Omid (Track 3) Craft Sound Studio (Track 4)
Instrumentations: Rillsoul (Track 1, 2), Omid (Track 3) Craft Sound Studio (Track 4)
Vocals: Jun Parker (Track 1, 2, 3, 4)
Background Vocals: Jun Parker (Track 1, 2, 3, 4), Denise Stewart (Track 4)
Vocal Harmony Design: mimi flow (Track 1, 2, 3, 4), Jun Parker (Track 2)
Mixing: Hiromasa Sakamoto (Track 1), Hidenori Watabe (Track 2, 4), Omid (Track 3)
Mastering: Hiromasa Sakamoto (Track 1, 2, 3, 4)
Vocal Recording Engineer: Hidenori Watabe (Track 1, 2, 3,4 )
Album Cover Artwork: Taku Bannai
Cassette Jacket Design: kai Up-Design

 


PROFILE: JUN PARKER
神奈川生まれ、現在はオーストラリアを拠点に活動するネオシティポップアーティスト。小学生の頃、自宅で見つけた懐メロカセットをきっかけに同年代が最新J-POPに夢中になるなか70〜80年代の日本の音楽に傾倒。15歳で単身オーストラリアへ渡り、バスキングを重ねながら音楽活動をスタートさせた。2017年にシティポップや70〜80年代の音楽のカバーを中心としたYouTuberとして活動を開始し、2022年にビクトリア州の支援を受けて“つつまれながら(Embracement)”で正式デビュー。翌年に佐藤清喜プロデュースの“Dancing In The Dark”、チリのプロデューサー・カルリーニョスとの共作“All Because Of The Moon”を発表し、オーストラリアの主要ラジオ局ABC、SBS、Triple Jなどで特集された。2024年にカルリーニョスとの再タッグによる新曲“Tonight”をリリース。大人のロマンスを描いたメロウでグルーヴィーな楽曲で、アートワークはイラストレーターchao!、MVは真田大誠監督が手がけた。ジュン・パーカーはAORやソウルの影響を受けつつ、日本的なセンチメンタリズムをグルーヴに昇華させ、国境を越えてシティポップを再定義している。
Official Website:https://www.junparker.com/
Bandcamp:https://junparker.bandcamp.com/
Instagram:@junparkermusic
X(Twitter):@junparkermusic
YouTube:Jun Parker Official Channel

PROFILE: 坂内 拓
東京都出身、イラストレーター。コラージュ作品をメインに、広告・書籍・雑誌・ジャケットのアートワークに携わる。主な作品にフォルクスワーゲンの広告、劇団ロロ「BGM」、映画「ハニーボーイ」、ポカリスエットのCMソング“BLUE SOULS”のビジュアルなどがある。日常風景を叙情的に捉える視点や作品に余白を作るミニマリストスタイルは見る者に想像の余地を残し、様々な物語を紡いでいく。
Official Website:https://www.bannaitaku.jp/
Instagram:@takubannai
X(Twitter):@takubannai