7年ぶりに開催される〈live image〉の魅力を、出演者の宮本笑里が語る!

 リラクシング系コンサート〈live image BEST〉が2月8日(日)・9日(月)の2日間、東京国際フォーラム ホールAで開催される。2000年にリリースされたリラクシング系コンピレーションCD『image(イマージュ)』と連動する形でスタートした〈live image〉は、2019年まで毎年開催され、計233公演、約63万人の動員数を記録した。2020年以降はコロナ禍の影響で開催されていなかったが、今回7年ぶりに復活。音楽監督を務める羽毛田丈史のデビュー45周年を祝う公演でもある今回のコンサートに、過去に何度も出演している宮本笑里も出演する。

 「私が2007年にデビューした頃には、すでに『image』シリーズとコンサートも人気があって定着していました。父(オーボエ奏者の宮本文昭)が出演していたのでよく知っていましたし、高校生の時に学校帰りに制服のまま観に行って、皆さんにご挨拶させていただきました」

 それまで観たコンサートのほとんどがクラシックだったということで、クラシックとはまた違った魅力を感じたという。

 「観に来ているお客さんだったり、会場の雰囲気もやっぱり違う感じがしました。クラシック同様、アーティストの皆さんが真剣に音楽と向き合って奏でている瞬間はピリッとした空気を感じましたが、お話をされて声が聞けるとその空気がフワッと柔らかくなるんです。最初に観に行った時、そういう雰囲気が感じられてすごく聴きやすいコンサートだなという印象が強かったです。最初は客席でしたが、デビュー後に出演させていただいてステージに立てた時は夢が叶ったという嬉しさがありました」

 出演した時、ステージに立ってわかった〈違い〉にも気づいたそうだ。

 「クラシックのコンサートは会場全体が薄暗い感じにはなるんですけど、お客さんの様子や表情を後ろのほうまで見ようと思えば見えるんです。でも、〈live image〉は光の使い方がステージ側に向けられていて客席が真っ暗なので、演奏中は最前列の方の顔が時々見えるかどうかぐらいの感覚なんです。父もクラシック以外の曲を大きな会場で演奏する機会は多くなかったはずなので、お客さまの顔が見えなくて、演奏に対してどういう反応をしているのかわかりづらく、未知の経験だったと思うのです。私も初めて立った時、〈こういうことなんだな〉と、普段とは違う環境にドキッとしたことを覚えています」

 クラシックコンサートとの大きな違いには〈マイクを通している〉こともある。

 「クラシックの会場ではマイクを付けずに演奏しますが、『live image』ではヴァイオリンにマイクを付けて演奏します。最初のほうはマイクを付けて弾くことに慣れていなかったので、そこが大変でした。マイクによって細かな音まで拾って届けることができるので、大きな会場でのコンサートでは有効的ですごくいいと思います。それこそ、息遣いまで聞こえてきたりしますし、いい意味で、粗さも出やすいんです。ヴァイオリンは弓のこすれる瞬間の音も聞こえて、臨場感あふれる感じに聞こえます。ただ、私は特に、演奏している時は深く呼吸をするタイプで、その呼吸の音が入るのを注意されたことがありました。〈これは良くないな〉と自分でも思いましたので、マイクを付ける位置なども研究して呼吸音問題は改善されました(笑)」

 〈live image〉に出演するアーティストは楽器やジャンルも多岐にわたり、今回も加古隆(ピアノ)、小松亮太(バンドネオン)、鳥山雄司(ギター)、葉加瀬太郎(ヴァイオリン)、羽毛田丈史(ピアノ)と個性豊かなメンバーが出演する。

 「大先輩の皆さまなので、プロフェッショナルな姿勢や音楽との向き合い方をリハーサルの時から近くで見られて勉強になります。気持ちの作り方や当日の楽屋での過ごし方も人それぞれ違います。私は楽屋でずっと練習しているタイプなんですけど、葉加瀬さんはどの楽屋にも行ってコミュニケーションを取られていますし、そういうことを知ることができる貴重な機会だと思っています」

 今回の〈live image BEST〉に先駆けて登場したコンピレーションCD『image2026 emotional & relaxing』には、宮本の新曲“結”が収められている。

 「CDの『image』シリーズは、ホッとする瞬間が多く感じられるCDだという印象ですね。ホッとするけどドキドキ感も味わえるのは、曲の並びもすごくこだわっているんだろうなというのは初期の頃から感じています。今回、私は“結”という曲を2曲目に収録していただきました。ちょっとした断片的なフレーズがストックしてあって、今回はあるテーマがあったので、それに沿って1曲作ろうと思い、ブラッシュアップして完成させた曲です。〈海〉や〈人とのつながり〉を通してタイトルを“結”にしました。悲しい曲よりも、明るい気持ちになれて、前進できる希望を感じられるメロディーを作りたいなという気持ちでした。曲によっては時間をかけても全然形にならないこともあるんですけど、この曲はかなりスムーズに短時間で作ることができました。前後(1曲目と3曲目)の素敵な音に挟まれているなと感じましたので、ぜひCD 1枚を通して聴いてみてください」

VARIOUS ARTISTS 『image2026 emotional & relaxing』 ソニー(2026)

 〈live image BEST〉の開催も迫るなか、コンサートへの思いとファンへのメッセージで締めくくってもらった。

 「7年ぶりのコンサートに呼んでいただけてありがたいなという気持ちでいっぱいです。私が聴きに行った高校生の頃は、ヴァイオリニストになることも候補にはあったのですが、〈自分は何者になりたいんだろう?〉という将来についての迷いがありました。でも、〈live image〉を観て〈将来こうなりたい〉〈このステージに立ちたい〉と思いましたし、きっかけをくれました。ライヴにはパワースポットのようなエネルギーが溢れていると私は思っています。いろんなことで迷っている若い世代の方も、年齢を重ねて日々の生活の中で悩みがある方も、前向きに考えられる瞬間を見つけるきっかけの一つになると思いますので、迷わずに足を運んでみてください」

 


LIVE INFORMATION

医療法人 健育会 presents live image BEST
2026年2月8日(日)東京国際フォーラム ホールA
2026年2⽉9⽇(⽉)東京国際フォーラム ホールA

■出演(50音順)
加古隆(ピアノ)/小松亮太(バンドネオン)/鳥山雄司(ギター)/葉加瀬太郎(ヴァイオリン)/羽毛田丈史(⾳楽監督・ピアノ)/宮本笑里(ヴァイオリン)

https://liveimagebest.com/