全国のタワーレコードの音楽好きな店長が今おすすめしたい1枚をピックアップし、店頭やオンラインで展開する企画〈マスターズチョイス〉。Mikikiでも選盤とコメントを月~金曜日に毎日紹介します。本日は、名古屋パルコ店の加藤信喜さんがセルヒオ・ディアス・デ・ロハス『Forgotten Fragments』を推薦。 *Mikiki編集部

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SERGIO DIAZ DE ROJAS 『Forgotten Fragments』 Nettwerk/インパートメント(2026)

 

静謐でメランコリックな日常のスケッチ

南米ペルー出身、現在はドイツで活動するピアニスト=セルヒオ・ディアス・デ・ロハスの、静謐でメランコリックな美しい作品が日本限定でCD化。タイトル(忘れられた断片)の通り、失われかけた記憶のかけらを、音に永遠に刻み込むというコンセプトで制作された本作は、ミュートピアノのような独特な音色の余韻に、静物画を見ているような穏やかさを感じます。優しく包み込むシンセサイザーとピアノとの、ミニマルな融合が見事な⑦がオススメ。