シューゲイズ、ダブ、テクノ、アンビエントを横断する独自の音世界で注目を集めてきたロンドンのバンドが待望のニュー・アルバムを完成。近年は過去作のリイシュー新録ミニ・アルバムが続いたが、これがフル・アルバムとしては実に15年ぶりの……というか、前作『Seefeel』(2011年)もその前作からは15年ぶりだったわけで、いつもそこにいない人たちのようでもある。ただ、孤高と呼ぶには彼らの音は時代と繋がっていて、サンプラーやエフェクトを駆使して質感を再構築したギターと電子音の境界を曖昧にする重奏的で重層的な表現は、もう〈実験的〉で片付けていいものでもない。圧倒的だ。