シティポップの名盤をお題に、気鋭の歌人が一首詠むという音楽ウェブマガジン〈otonano〉の人気連載が新規書き下ろしを追加して書籍化。お題となったのは、大滝詠一、山下達郎、竹内まりや、吉田美奈子などの王道作品から、鈴木こうやケン田村といったマニア愛好盤まで幅広く60枚。都会の煌めき、甘美な夢、ノスタルジー、切なさ、哀しみ――シティポップが纏う胸を焦がすような感覚が、五七五七七の31音のみで鮮やかに描き出されていく未体験のカタルシスの連続。各アルバムの解説はライターの栗本斉が担当。レコード針を落とすようにページを捲れば、短歌からメロディーが流れ出して、止まらない。