小曽根真に見出された日本ジャズ界の新星による初のセルフ・プロデュース作品。ウッド・ベースを弾きながら歌う女性と聞くとエスペランサ・スポルディングを思い出すが、よりポップ感覚に溢れ、軽やかで癒しを感じる歌声である。エスペランサのスタイルからの影響もあると語る石川だが、今作ではオリジナル曲も多く、より彼女らしさが出てきた。オリジナルの“Witch of the North”はラテンなリズムの中で伸びやかに跳ね、ロイ・エアーズの“Searching”、チック・コリアの“Time’s Lie”といったカバー曲では70年代ソウルの色を出しつつも柔らかさも感じる石川らしい歌声とアレンジが秀逸だ。
石川紅奈『Garden』ラテンなオリジナル曲やチック・コリアのカバーも秀逸な初のセルフプロデュース作
ジャンル
ジャズ