COLUMN

ATCQ、ウータン、エリックB&ラキムなどジョーイ・バッドアスをインスパイアした黄金時代のマナー

【特集:THE NEWEST ERA】 Pt.2

THE NEWEST ERA
[ 特集 ]2015年のヒップホップ・スタンダード
年明けから話題作が立て続けに届き、またまた熱を帯びるUSヒップホップの世界。各々の魅力に溢れたカラフルキャラクターを紹介していきましょう!

 


 

ジョーイをインスパイアした黄金時代のマナー

 17歳のジョーイが発表したミックステープ『1999』は、スタイルズ・オブ・ビヨンドの“Survival Tactics”をはじめ、ルイス・パーカーMFドゥーム、(J・ディラ製の)イラJ曲など90年代マナーのビートを選りすぐってジャックした、ジョーイの趣味嗜好/信条のプレゼンテーションでもあった。それらが評価を得ることで、以降の作品では憧れの大物たちの仕事も含むオリジナルのトラックを増やしていくが、パンチラインの再活用なども含めたセンスの良い温故知新マインドは現在に至るまで変わらず。

【参考音源】ジョーイ・バッドアスの2012年のミックステープ『1999』

 

 今回の『B4.Da.$$』においても、“No.99”はア・トライブ・コールド・クエストの“Scenario”をベースにしたものだし、プレミア製の“Paper Trail$”ではウータン・クランの“C.R.E.A.M.”から一節を借用。“Curry Chicken”はエリックB&ラキム“As The Rhyme Goes On”と同ネタを使用していたり、やはり年季の入ったリスナーなりの楽しみ方ができる部分も多そうだ。

【参考動画】ア・トライブ・コールド・クエストの91年作『The Low End Theory』収録曲“Scenario”

 

【参考音源】エリックB&ラキムの87年作『Paid In Full』収録曲“As The Rhyme Goes On”

 

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