多くの巨匠達がこれまでラフマニノフのピアノ協奏曲の全曲録音を残してきたが、再びその歴史にひとつの演奏が刻み込まれることになる。故・吉田秀和氏も絶賛し、現代を代表する女流ピアニストとなったリーズ・ドゥ・ラ・サール。リストやショパンのアルバムの演奏を聴いて彼女の世界に魅了された人々も多いはず。全身全霊で挑んだ今回のライブ録音。力強く迫力に満ち溢れたその音楽は、聴き手を一気に虜にする。とりわけ第3番でのずば抜けた技巧と抒情豊かな表現力には圧倒されてしまう。彼女の解釈を支えるルイージとチューリッヒ管のサポートにも脱帽だ。言葉では言い表せない感情がひた走る演奏!
リーズ・ドゥ・ラ・サール(Lise De La Salle)『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番~第4番、他』ずば抜けた技巧と抒情豊かな表現に圧倒されるライブ

LISE DE LA SALLE , FABIO LUISI , ZURICH OPERA HOUSE ORCHESTRA
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番~第4番、パガニーニの主題による狂詩曲』
Accentus Music
/
キングインターナショナル
2015