グランド・ハッスル入りから数年を経てやっと出た『Tha Truth』に、約半年で続編が登場だ。前作と同じくT.I.人脈も活かした布陣は豪華だが、そこに左右されない主役のソウルフルな野太さも前作同様。相棒のワトソン君やジェイ・オリヴァーらのドープな意匠に、こくまろなHタウン伝統の語り口が馴染む。ドレイクの代作者として名を売ったクエンティン・ミラーとの“Takers”やウォッチ・ザ・ダック制作の“Mama”にも注目を。