全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまで、相対性理論、cero、KANA-BOON、雨のパレード、D.A.N.、洋楽ではチャーチズやマーク・ロンソン、タキシード、スカイラー・スペンス、チャーリー・プースといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメのアイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお伝えする特集を連載中! 今回は7月度の洋楽編を速報レポート!!
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タワーレコード本社にて行われたタワレコメンの会議。洋楽担当の腕利きバイヤーたちがオススメのアイテムを持ち寄り、会議室へ集まります。今回も何百タイトルという新作のなかから選ばれた、計11タイトルの音源を聴き比べ、熱い議論の末にタワレコメン・アイテムを絞り込みました。厳しい予選を勝ち抜いたのは……以下の2タイトル!!
★2016年7月度〈タワレコメン〉洋楽編:選出アイテム
超絶テクニカルなマス・ロック・サウンドで、会議スタッフの度肝を抜いたのが、USカリフォルニアを拠点に活動する3人組、ストロベリー・ガールズの2作目『American Graffiti』。2000年代半ばに活動していた伝説のポスト・ハードコア・バンド、ダンス・ギャヴィン・ダンスのメンバーによって結成され、メタリックなアンサンブルを基調にしたインスト曲を中心に、時折フュージョン的な艶のあるフレーズや、ゴースト・タウン・DJ'sの“My Boo”をなぞったメロディー・ラインが飛び出してきたりと、とにかく展開の多さでまったく飽きさせません。推薦バイヤーも〈店頭でプレイしたところ、問い合わせが殺到しました〉と太鼓判!
続いて、北ウェールズ出身の4人組、キャットフィッシュ&ザ・ボトルメンのセカンド・アルバム『The Ride』がタワレコメンに選出! 〈ポスト・アークティック・モンキーズ最右翼〉と評価された前作から、さらにメロディーの存在感を強めており、リード曲の“Soundcheck”あたりはギター・ロック・アンセムになりそうです。オアシスやジェットなどで知られるデイヴ・サーディをプロデューサーに立てたLAでの録音も見事にハマったようで、パワフルなサウンドを獲得した今作は、推薦バイヤーも〈世界的ブレイク間違いなし〉と絶賛!
7月度の選考を勝ち抜いたのは上記の2作品でした! アイテムはいずれもリリース済みです。入荷状況は店舗により異なりますので、気になる方はお近くのショップへお問い合わせください。次回は2016年8月度のレポートをお届けしますので、お楽しみに!