固定パートのない流動的なスタイルと、男女ツイン・ヴォーカルが魅力のオーケストラル・ポップ・バンドによる初アルバム。トランペット、マンドリン、グロッケンなどで温かく編まれた本作には、出発の朝にも、くつろぎの昼休みにも、夜の淵にも寄り添う楽曲が並ぶ。季節感も強く感じられ、大自然のなかで“an eve”を聴いたらなんでもできそう! 気詰まりを取り除いて日常を鮮やかに色付ける、柔和でしとやかな一枚。