QUATTROのフロントマン、岩本岳士による2枚目のソロ作。エレクトロニックなアプローチを見せた前作から一転、モンキーズのカヴァーを収録するなど、自身のルーツである60年代に立ち返り、清涼感とメランコリアが入り混じったフォーキーな作風を展開している。あくまで歌とメロディーを重視しつつも、インディーR&Bベックの最新作にも通じる独自の音響でチラリと現代性をアピールしているのも見逃せない。