バーバリーのデザイナーに見い出された、ナイジェリアをルーツに持つロンドン生まれのシンガー・ソングライター、LA・サラーミがデビュー作を発表! しかも、キティ・デイジー&ルイスやデヴィッド・リンチが所属するレーベルからのリリースときた!! プロデュースはフローレンス・アンド・ザ・マシーンやトム・オデールらを手掛けるマット・イングラムで、すべての曲を一発録り。初期のボブ・ディランみたいな弾き語りスタイルをベースに、時折ニック・ドレイク、ポール・サイモン、クラッシュ、ベックっぽさも顔を出し、独特のミクスチャー感に溢れたフォークやカントリー・ブルースを築いている。そんな彼の最大の魅力は危険な色気を纏った歌声で、ピート・ドハーティ好きも虜にするんじゃないだろうか。エド・シーラン、ジェイク・バグ、ジェイムズ・ベイの流れに連なる人ではあるが、そのワルそうなムードは昨今の英国勢にはなかったもの。格調の高さを感じさせないラフさが素晴らしい。
LA・サラーミ(L.A. Salami)『Dancing With Bad Grammar』ロンドンのシンガーソングライターが独特なミクスチャー感のカントリーをブルースを築いた初作
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