グラミーにノミネートされた前作から5年ぶりとなるこのアルバムは、ジェイムズ・マーサー(ヴォーカル)のセルフ・プロデュースによって作られました。実娘へ宛てた“Name For You”などシンズ印の優しい旋律を残しつつ、シンセをアンサンブルの中心に据えてデジタル化を図り、XTCみたいな捻くれポップで華麗にイメチェン。デンジャー・マウスとのコラボで得たスタイリッシュなサイケ感も忍ばせ、成長の跡が窺えます。