ブラック・キーズのダン・オーバックが、シンズのリチャード・スウィフトら旧知のミュージシャンと新ユニットを結成。ヒップホップの影響を感じさせるサイケデリック・ロックといったプロダクションは本隊の近作にも通じるものだが、ブルース色の濃いブラック・キーズに対し、こちらはクラシックなソウルへの並々ならぬ愛情で溢れ返っている。ダンと共にプロデュースも務めたレオン・ミッチェルズをはじめ、メンバーの5人中3人がダップ・キングスの面々であることを考えると、ダップトーンのサウンドを自分のものにしたいという目論見がダンのなかにはあったのかも!? とにもかくにも、新たなプロジェクトに取り組む喜びを、ダンたちと一緒に我々リスナーも分かち合いたい。
ブラック・キーズのダン・オーバックがシンズやダップ・キングスの面々と組んだ新ユニット、アークスの初作はクラシックなソウルへの愛情溢れ返る一枚
Nonesuch/ワーナー