このところ役者としても確かな評価を得ている彼だが、本業もこのうえなく好調。1年半ぶりの新作も、どんな人も振り向かせずにはおかない圧倒的なパワーを爆発させた歌が満載だ。アイリッシュ・トラッドとの相性の良さを証明する“マスター、ポーグスかけてくれ”、哀感溢れるギター・フレーズがループする“Forever Young”とか、とことん切なくてたまんない。若いのもイイ歳した人もみんなしっかりと耳を傾けるべき。