キャレド作品への客演も記憶に新しいシズラが2か月ぶり通算70枚目(!)の新作を投下。ジプシャンやIウェインを手掛けるジョンFXと組んだことからもわかる通り、甘く切ないミディアムをメインに据えていて、自慢のむせび泣くような裏声が炸裂した内容に。そういう曲に囲まれているからこそ、UKニュー・ルーツっぽい鋭利さを湛えた“Fair Chance”の殺傷力も増すわけです。計38分という尺もちょうど良し。