ジュニア・ケリーの10作目は、アンソニーBパーフェクトなどルーツ&カルチャー系の良作を次々と送り出し、注目を集めているオーストリアのアイリーヴァイブレーションズから。開封する前はワン・ドロップ中心の渋い内容かと予想していたが、エモいギター・ロックやファンクにR&B調など、ヴァラエティー豊かな一枚に。このポップさは“Love So Nice”で大ブレイクした、2000年初頭の頃を彷彿とさせるものだ。