この夏から秋にかけてはルイス・フォンシと“Calypso”をコラボし、デヴィッド・ゲッタとシック各々の新作にも招かれ、他にもニーヨやショーン・ポールらとも手合わせし……と各方面のフロアで旬なステフロン・ドン(めちゃくちゃ良いネーミング)。ロンドン育ちの彼女は、ブーティーなベースに載せて歌とラップを行き交うデビュー時の様子を知らずとも明白に(M.I.A.~)ニッキー・ミナージュ以降な作法の持ち主で、初フィジカル盤となるこのミックステープもグライムやダンスホール、ラテン、トラップなどを越境する気楽なメインストリーム全方位対応仕様に。フレンチ・モンタナとのヒット“Hurtin' Me”はポップカーンやシズラを交えたリミックスで収録! リル・キムのオマージュとなる不敵なジャケも良し。